村上大祭2016事故の詳細は?おしゃぎり屋台や交通規制は?

   

Pocket

はじめに、「大祭」という言葉について、少しだけ触れさせて頂きます。

「大祭(たいさい)」とは「大規模なお祭り」または「神宮や神社の重要なお祭り」、という意味合いを持つ言葉なのですが、この村上大祭の「大祭」においては、「大規模なお祭り」という意味合いよりも「神社の重要なお祭り」という意味合いの方を強く持っているようです。

毎年、7月6日と7月7日に新潟県村上市羽黒町にある西奈彌羽黒神社(せなみはぐろじんじゃ)で行われるこの村上大祭は、村上市3大祭りの1つでもあり、さらに新潟3大祭りの1つとしても知られています。

また、この大祭には「おしゃぎり」と呼ばれる山車(だし)が市内を練り歩くことが有名で、これは、日本各国のお祭りでもあまり類を見ない、この村上大祭の最大の特徴でもあるのです。では、この村上大祭、いったいどのようなお祭りなのでしょうか?

今回は、「村上大祭の詳細」や「過去に起きてしまった不幸」、「最大の特徴おしゃぎり屋台」の全容などに迫っていきたいと思います。

村上大祭の事故とは?「2011年、村上大祭の悲劇」

村上大祭の全容に触れる前に、2011年に村上大祭開催後、実際に起きてしまった悲劇を少しだけお話し致します。村上大祭は例年、7月6日と7日に行われていますが、この悲劇は、その明くる日の8日に起こってしまったのです。

その悲劇とは、お祭りで使用した「おしゃぎり」という大きな山車を、40人のお祭り関係者が保管場所まで回送を行っていた際に、後方から猛スピードの車が激突してしまい、2人の死亡者と6人の重傷者を出してしまったという、悲惨な事故でした。

この事故の原因としては、当然のことながら、激突した車の運転手に大きな過失があったとしか思われませんが、他にも原因はあるのではないでしょうか。

それは、お祭り開催時しか行われない交通規制です。お祭りの翌日、例年、この大きな山車を回送する作業があると分かりきっているにも関わらず、そこに交通規制をかけていない事を疑問視する声も多かったようです。

お祭りの最中だけでなく、お祭り開催の前後にも、しっかりとした配慮が必要であるという世の見解が、実質的に正しい判断ではないか!と、思わせる事故でもありました。

スポンサーリンク

村上大祭の巨大な「おしゃぎり屋台」!その見どころは「3つの屋台」にある!

まず、「おしゃぎり」とは、高さ5m以上で2階構造の大きな山車のことをいいます。

この山車のために作られた特製の大八車の車輪の大きさは、なんと2mほどあり、構造部の1階部分は、4拍子で有名の「お囃子(はやし)」を演奏する場として設けられており、2階部分は様々な「乗せ物」を飾るスペースとして設けられているようです。

そして、この「おしゃぎり」には「3つの屋台」が存在します。

 

3つのおしゃぎり屋台

1つめは「お囃子(はやし)屋台」、1階部分が2間に別れていて、前方が子供たちの演奏、後方は大人たちが演奏しています。3つの屋台の中では、見た目一の活気です。

 

2つめは「しゃぎり屋台」、1つめの「お囃子屋台」と比べると、若干簡素な造りですが、大きさは同等で、あしらわれている装飾や彫刻は豪華絢爛(ごうかけんらん)そのものです。

 

3つめは「仁輪加(にわか)屋台」、この屋台も「お囃子屋台」と大きさは同等ですが、少し簡素な白木作りで、小回りの利く小型の車輪と、威勢のよい笛太鼓が特徴的です。

 

そして、この村上大祭の最大の見どころは、7月6日から7日へと日付が変わる深夜の「おしゃぎり」です。

 

村上大祭最大の見どころ「深夜のおしゃぎり」

幻想的な屋台の灯篭の光に包まれながら、活気あふれる19台の屋台、そこから1つの物語を彷彿させる展開が待っています。西奈彌羽黒神社に向かって出発すると、そこに待ち受けているのは「小町坂の駆け上がり」というイベントです。

時刻は午前4時、まだ辺りがほの暗い中、「小町坂」を一気に、勢いよく駆け上がっていきます。その後、優雅な笛の音と共に、全部で19台の屋台が集結し、朝8時の花火を合図に、村上市内を優雅に練り歩く様は、まさに必見の価値ありです!

 

おしゃぎりには、伝統工芸「村上堆朱(ついしゅ)」が使われる!?

村上堆朱出典:村上市観光協会

堆朱とは、漆(うるし)を塗り重ねるという意味合いが含まれています。村上堆朱がなぜ、日本の伝統工芸において、多大なる評価を得ているのか?

それは、丹念に作られた天然素材のみを使用した堆朱であり、親から子、子から孫へと、代々引き継いで使えることができる丈夫さと、年数を増していくごとに、堆朱ならではの漆の深みが増していくという特徴を兼ね備えているからなのです。

そんな素晴らしい伝統工芸の技術の結晶「村上堆朱」が、おしゃぎりの各所に使われているのです。

スポンサーリンク

新潟県三大祭りの1つ、それが村上大祭だ!

新潟県の無形民俗文化財で、県下の3大祭りとして名高い「村上大祭」。それは、勇壮にして果敢、かつ優美にして華麗なるお祭りとして、その名を世に知らしめている日本最高峰の例大祭なのです。

新潟3大祭りには、この村上大祭のほかにも、6月14日から6月16日に柏崎市で開催される「えんま市」や、6月30日から7月2日に新潟市中央区で開催される「浦原まつり」があります。村上大祭は、新潟3大祭り最大にして、最後の大祭でもあるのです。

 

村上大祭の日程や会場は?

村上大祭の会場は、何をかくそう村上市全体です。ただし、祭礼は西奈彌羽黒神社です。

また、2016年の日程は次の通りです。

 

2016年の日程

・7月6日 水曜日 午後3時~
「宵祭り」19の町内がそれぞれのおしゃぎりを市内の各町内を曳き回します。

・7月7日 木曜日 午前8時30分~
「本祭り」おしゃぎりを中心とする大行列が1日かけて練り歩きます。

 

また、今年の本祭である7日の「午前のおしゃぎり巡航ルート」を簡単にまとめてみました。

 

午前のおしゃぎり巡航ルート

  1. まず、羽黒町からスタート
  2. 上町を通過
  3. 大町、小町を通過
  4. 庄内町を通過
  5. 細町を通過
  6. 久保田町を通過
  7. 片町を通過
  8. 上片町を通過してフィナーレ!

という感じのようです。この他にも下の図のように、午後の部と夜の部があり、全部で3つのルートをそれぞれ違う順番に町内を練り歩いていきます。

村上大祭 おしゃぎり屋台ルート出典:新潟県

 

村上大祭当日の交通規制やアクセスは?

村上大祭は、新潟3大祭りの最後のお祭りということもあり、村上市民だけでなく、新潟県民全体が、待ち望んでいた大祭でもあるのです。それなので、この2日間はどこをどういっても、どうやっても混雑しています。

特に、7日の本祭は夜の11時まで、例年、大混雑なのです。

 

西奈彌羽黒神社までの道のり

車でのアクセス

日本海東北自動車道の村上瀬皮温泉ICから5分です。

無料駐車場はありますが、電車で訪れることを、強くオススメいたします。

 

電車の場合

JR羽越本線の村上駅から徒歩で20分です。

また、夕方は、午後の部の帰り屋台巡航が始まるため、村上駅周辺は人込みで溢れ返ってしまうので、注意が必要です。

 

新潟祭りの屋台を支える祭り

新潟3大祭りの最後を締めくくる、この村上大祭のもう1つの特徴、それは露店が6日と7日だけではなく、8日も出店しているという点です。村上市役所周辺に並ぶ露店の数は、なんと300以上なのです。祭りの余韻に浸りながら露店を堪能できるということも、村上大祭の名高さの秘訣ともいえるでしょう。

勇壮と華麗さが見事に両立している、この村上大祭は、このように数多くの露店をはじめ、練り歩くおしゃぎり屋台の壮大さが最大の見どころでもありますが、この他にもたくさんの見どころの多い大祭でもあるのです。そして、その他の見どころ、それはどうかご自身の目で、直接お確かめ頂けたら幸いです。なぜなら、それこそが本来の「お祭りを楽しむ」ということの醍醐味だといえるでしょうから。

<最後に・・・>

2011年、村上大祭における突然の事故で亡くなられた方々へ、心よりご冥福をお祈りいたします。

スポンサーリンク

Pocket

 - 7月